第2章 蝶

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「ほんと、志帆ちゃんも大変だねー、陸部だけじゃなくてバスケ部からも助っ人頼まれそうなんでしょ?」 「さすがにたくさん引き受けると弓道部に出れなくなるので断りました」 「よかった~~!ほんと俺しょっちゅう他の部に引っ張り出されそうな志帆ちゃんの監視役でヒヤヒヤなんだから~」 「大丈夫ですよ、私弓道大好きですから!」 「そう行ってくれると嬉しいなあ」 このいつも私のそばでにこにこしている先輩は弓道部副部長の長谷川洋先輩。 弓道部に女子が少ないこともあり、よく一緒にいるけど全然違和感なくて、一番心を許せる先輩。 ムードメーカーの長谷川先輩はいつも部を明るくしていて、部員思いのいい人だ。
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