2813人が本棚に入れています
本棚に追加
再び花芽を舐められて彼女は身悶えた。そうして自分だけが翻弄されているという状況に気付き、彼に手を伸ばした。
「あっ、あっ、でんかもっ……わた、し……だけ……やんっ!」
「……”セイ”と呼ぶように言ったはずだよ……」
ちゅうっと花芽を吸われてユーリエは身悶えた。
「あっんっ……セイ、セイも……」
「……なんてユーリエは可愛いんだ。私を惑わす小悪魔みたいだよ……」
ぐちゅ……と潤滑油をまとった指が抜かれ、ユーリエははーっと息を吐いた。その時、
「っっっっ!?」
ずぶっ! ととても太くて固いものが蜜口を穿った。途端にユーリエの中がきゅっと締まる。
「……っ! だめ、だったか……ユーリエ、ゆっくり息を吐いて……」
コンセイトの苦しそうな声に、ユーリエは浅い呼吸を何度かくり返した後どうにか深く息をついた。ぐぐっと彼自身が入ってくる。
「……深く息を吸って、吐いてをくり返せるかい……?」
彼が入ってこようとする場所がずきずき痛むが、ユーリエはどうにかこくこくと頷いた。そうして何度も深呼吸をし、ようやくユーリエは彼自身を受け入れることができた。身体の奥を熱い杭で穿たれているように彼女には感じられた。けれどきつく彼に抱きしめられて、
「ユーリエ、愛している……」
最初のコメントを投稿しよう!