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と囁かれたらもうどうなってもいいように思えた。コンセイトの額には汗が浮かんでいた。それぐらいユーリエと繋がるのは大変なことだったのだろう。彼女は思わずふふっと笑った。
「っっ!!」
途端彼の顔が苦しそうに歪む。ユーリエもまた彼自身をしめつけてしまい鈍い痛みに身悶えた。
「……ユーリエ、悪い子だ。動くよ」
コンセイトが苦笑する。彼女は身体を倒してきた彼を抱きしめ、頷いた。
ずっずっ……と中でゆっくりと彼自身が動く。もう激しい痛みはなかったが、痛いものは痛い。
「ごめん、もう少し……」
そう言うコンセイトの声は苦しそうだった。せっかくユーリエに痛い思いをさせているのだから彼が気持ちよくなければ何のために受け入れているのかわからないと彼女は思った。
「セイ、気持ち、よくない? ……んっ、つらい?」
「……気持ちよすぎてつらいよ。このまま、ずっと朝まで抱いていたいくらいだ……」
耳たぶを甘噛みされて囁かれた科白にユーリエは全身がかあっと熱を持つのを感じた。それならいいと胸がきゅうんとする。
「……あっ……」
とろり、と身体の奥から蜜が溢れた気がして、ユーリエは思わず腰を震わせた。
「っ! こら……」
「んんっ……」
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