Dear my…

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『Story』 幸せな物語は夢だった そんなものが本当にあるわけなかったんだ 永いこと夢をみていた 本気で信じていた 2人ならできる、と信じていた 夜の静けさは反対に私の心を惑わした ざわざわと蠢く私の中の情が 好きだ、と 嫌いだ、を繰り返す 灯りを見るたびに思い出していた 君が笑うと温かくなれるということを 私たちだけの物語だと思っていた だからきっと懸命に紡いでいたし 1人の夜も灯りを眺めていた 結末はどんな風にでもできるのだと 君の言葉に間違いはない、と思っていた きらきらと流れるものが 全然輝いているように見えなくなった 心奪われた冷たい雫は ありふれた塵の1つになった 君はきっともう覚えていない 全てを信じ切って 幸福になれると思っていた頃 物語は永遠だと 言葉を操るのが楽しかった頃 幸せな物語は静かに燃えていく
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