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エピローグ
声を出したら気づかれるっ!
声を出したら気づかれるっ!!
声を出したら…
「見つけ次第すぐに取り押さえろ!ただし殺すな!
敵国の犬やもしれん。情報を聞き出す!」
…………。
どうやら行ってくれたみたいだな。
二次元に出て来そうな服を着ていたな。騎士かなんかか?
鎧もつけてない騎士なんているんだな。
まぁとにかく、逃げた先に茂みの中に穴があったのは助かった。あの人数をまけたのはホントに運が良かった。
安心したせいか大きな息が溢れる。
すっかり日が昇ったな…。
時間が気になったので時間を確認するため
この時代に飛ばされた時に偶然持っていた携帯電話で
時間を確認する。
19時20分…。
駄目だ。携帯の時間はアテにならんな。
時間が見れないので諦めついたところで、気持ちを切り替える。
とりあえず、急いで魔物に攫われた女の子を取り返さないとだな。食われてなきゃいいけど…。
俺は寂しげに。
「母さん、元気にしてるかな」
後ろから足音がする。振り返るとそこには俺を
追ってきた、真っ白な服に真っ白なマントをつけ
剣を腰に携えた奴らがこちらに歩いてくる。
まずい…っ!
ガサッ
しまっ…!慌てたせいか音を立ててしまった。もちろん。
「そこにいるのか!手荒な真似はしない。投降しろ!」
こーなります。
俺がこうなるのは、今から1日前…。
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