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トンネルは消え、見慣れた倉庫に部員たちは姿を見せました。
地球にある功太が創った転送施設から、精神空間である正義の精神の道を辿り、
ガイのふるさとの星であるメイキュールに着きました。
「それはそうだけど…
でも、魂の中に身体が入っちゃうなんて理解不能だわっ!」
「そういうもんだと思って置けばいいんだ。
それに魂の中に入っているわけではない…
何百年同じことを言わせるんだ…」
功太はこの言葉を700年間言い続けています。
「…だってぇー…」
やはり悦子には気孔術を覚えることは無理のようです。
今のところごく普通に元気な者はガイ、功太、有香里しかいないので、
少し休憩することにしました。
「三つの空間があってこその四次元空間だったとはな。
それを再生できたグランはかなりレベルが上がっただろ?」
「はい、グランに始めて出会った頃に戻っちゃった様で…
ボク、グランよりも小さく思えてしまいます…」
功太は大声で笑いました。
「アストールも驚いていたからな。
映像を見た途端倒れたし…
グランも気孔術が使えるようだな。
犬なのに…」
「はい。
ずっと友梨お母さんさんがいてくれるので、訓練を受けていたようです。
まさかこんなに早く覚えられるとは思ってもいませんでした」
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