プロローグ

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「…………はぁ……いいぜ。この俺に依頼するなんて、いい度胸だ。…その頼み、聞いてやる。」 どこまでも上からだが、下手に出ればこちらがとって食われない確証なんてない。 こんな、死んでしまって先も分からない状況じゃ、コイツに従うしかないからな。 『……君なら、そう言ってくれると思ったよ。……では君に、これから襲いかかる様々な試練に打ち勝てるよう、力を授けよう。』 そう言って、杖のようなものを取り出して構え始めた男が俺を前に立つよう促す。
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