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アッパーシックスの生徒が、喉につまる悲鳴を短く上げる。
そして、吐精で制服を濡らしたくないのだろう、
「ん……っ、ウェストコートが、汚れる」と、なじるような、切羽詰まった声を洩らした。
「……大丈夫です、ちゃんと、口で」
そう応じた声は、まだ声変わりを伴っていなかった。
淫猥な口技を行っていた少年は、おそらくは、まだ十年生ですらもなかった。
ユージーンのみならずコーネリアスですら、それにはさすがに驚愕した。
呆気にとられたユージーンとコーネリアスが、書棚の陰に立ち尽くす向こうで、下級生がふたたび、男の部分を口に含む。
直立したそれは、十分に大人の男の大きさをたたえていた。
その凶暴な屹立を、まだ子供の声の少年が飲み込んでいく。
先端が、あまりに奥深くまで達しているのだろう、下級生が、堪えきれぬようにえずきを洩らした。
だが、もはや欲望のあまり忘我の域に達している彼の相手は、そんなことに頓着する余裕などなかった。
下級生の喉を抉るようにして、腰を揺らし、顎をそらす。
そして遂には、ひとつ、大きく腰を打ち付けると、残酷で身勝手な愉悦の声を洩らし、身体中を固く痙攣させて、男茎から熱液を吐き出させた。
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