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「重症の老夫を救命センターへ搬送できない」原因は「現状での最先端技術による人工ボディー各部レベルとその効果」章で述べた
2.機能
(2)人工脚
《1》跳躍構造
前記「画期的技術」章で述べた蓄電池内静電気エネルギーを脚部に移動させ集中化。脚部シリンダー内「電気駆動式サスペンションユニット」を利用。同ユニット内ショックアブソーバー内圧を電気的に調整、収縮させた後、膨張。脚部跳躍力として能力発揮。
《2》最大能力平均値
〈1〉垂直高度距離・所要時間
500メートル・1.47秒
〈2〉水平航続距離・滞空時間
5,000メートル・14.71秒
〈3〉速度
秒速340メートル
《3》治安維持実績例
「東京都新宿区内喫茶店 爆弾犯立てこもり事件」「3.11福島第1原発被災地での、50年以上にわたり停滞していた原発関連施設撤去作業の猛スピード化」それぞれ、姉のサイボーグ体における人工脚跳躍能力が貢献した。
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上記「ショックアブソーバー内圧を電気的に調整、収縮させた後、膨張。脚部跳躍力として能力発揮」というテクノロジー。前述のように「スピードスター」は「宇宙開発」が最終目標、地上と宇宙との間は当然、距離があり、これもまた、当然に、跳躍力は必須となる。その跳躍力を生み出すのは脚力である。その脚力が、上記重症疾患者搬送の様なデリケートな活動を網羅できてないということが「B.A.N.S(ブースター・アタッチメント・ネットワーキング・システムス Booster Attachment Networking Systems B.A.N.S)」から指摘されていた。
そこで、上記中央管制隊の3人は、宇宙開発の「中間工程のテクノロジー」を「アップグレードデバイス」として「スピードスター」に導入することとした。「静電気水平推進装置(S.E.H.T ステイティック・エレクトリシティ・ホライゾンタル・スラスター Static Electricity Horizontal Thruster)」である。当該装置により、現状のマッハ速度で、ホバークラフトのように滑らかな「音速水平移動」が可能となり、重症疾患者搬送救命活動任務のようなデリケートな活動も秒速340メートルで遂行可能となる。
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