第2章 現実とは?

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  眠りが浅い只野は寝た気がしない。 しかし時間は過ぎている。 隣では妻がスマホのゲームをしていた。 只野は声をかける気にもならず、布団に潜り込んだ。 寝起きのためか、少し気分が上向いている。 いつものあざ笑う声や冷たい視線は感じない。 久しぶりに只野は安心して横になった。 しばらくすると実母が夕食が出来たと呼びにきた。 只野は重い体を起こすとダイニングへと向かう。 妻はまだゲームをしていた。 只野はダイニングテーブルにつき、夕食を胃に流し込んだ。 味など解らない。 薬を飲んで早々に寝室へと戻っていった。
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