フィルムは疾うに亡いけれど
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患者と医者が死んだ後も、カメラは回り続けた。そして記録容量の限界に達すると、巻き戻しを始めた。 「内容ヲ確認シマス」 ガイド音声が響き、記録されていた立体映像が病室に投影される。 「フィルムは疾うに亡いけれど、君は僕を遺せるかい?」 愉しげな、少年のような声が聞こえた。 身を寄せあった死体の前で、立体映像はいつまでも、いつまでも、繰り返し上映されていった。
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