11037人が本棚に入れています
本棚に追加
昔は年収は平均的な人でもよかったのが、親友の見合い話を覗いてみたら普通のおじさんがとんでもない年収を稼いでいたことを知ったり。
親友の会社の力になりたくて社長秘書の資格を取り、働き始めてみたら、容姿も普通で優しい人がいいな、なんて思っていたのにスタイルも顔立ちも抜群、それでもなお性格が素晴らしい人に出会ったりもする。
こんな生活をしていたら、もう”普通”の感覚がだんだんと麻痺をしてきちゃったんだ。
だから、普通の合コンに行って、普通のサラリーマンと付き合って、普通のお付き合いをしていきたいのに、どこかで私はシンデレラストーリーを夢見ていたのだと思う。
そしてすぐに振られる。
そんな関係を繰り返してきた。
だから……
だからこそ、今度はそんな自分をきっぱりと切り捨て、まして御曹司という肩書きの男は絶対に相手をしない! と決心していたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!