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そして次の日の28日。 昨日とは違い朝から大雨に見舞われ外に出ることさえままならない。 天気予報によると昼からは晴れるらしいので、雨が上がったら部室に集合というメールが霞城から送られてきたので朝からゲームをしていると、珍しく部屋のドアにノックが鳴った。 「兄貴いるか?」 「あん? いるけど、何か用か?」 声の主は妹の燈火(とうか)。年は俺のひとつ下で今は中学生で今年の春に高校生になる。 そんな燈火は俺が返事をするとズカズカと部屋に入ってくる。 「なんだよ。こんな朝から」 「用がなかったら兄貴に声かけちゃ駄目なのか?」 「いや、別にそういう訳じゃないけど」 少しムッとした顔をする燈火。 その容姿は俺たち家系の血を受け継いでいる様で、俺と同じく身長が高い。まだ男の俺で背が高いのはいいが女で背が高いのは嫌だったのか昔はよく嘆いていたのを思い出す。 「確か兄貴は幽霊が見えるんだよな?」 「……まぁな」 何だコイツ。 また俺をイジりにきたのか? 「お願い! (あい)の事見てくれ!」 すると急に頭を下げだす燈火。
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