【夢の叶え方をコックリさんに御尋ねしてみたら…】

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さて。 今回のお話に登場するのは… A君、B君、C君、三人の男子中学生。 ある日の放課後、三人は好奇心から教室で『コックリさん』をやってみようという話になりました。 彼らは、話に聞いた通りに紙に鳥居の絵や文字や数字を書き、机に置くと、 その机を囲んで椅子に座りました。 そして、十円玉を一枚、紙の上に置き、三人の人差し指で固定しました。 三人「コックリさん、コックリさん。おいで下さい」 すると… 話に聞いた通り、十円玉が、ゆっくりと動き出したではありませんか! A君「わぁ!本当に動いた!!」 B君「す、すげえ!」 C君「本当だね!」 そして、 その十円玉は紙の中央部分まで来ると動きを止めました。 A君「さてと…。 コックリさんに何を訊こうか…」 C君「うーん…。 あ!どうせなら、『夢の叶え方』ってのを訊いてみないか?」 A君「夢の叶え方?」 C君「そう! みんな、それぞれ叶えたい夢って有るだろ?どうやったら、その夢が叶うかを訊いてみるんだよ!」 A君「なるほど!それは良いね!」 B君「よし!それじゃあ、俺から行くぞ!俺の夢は…そうだなぁ。あ、そうだ! コックリさん、コックリさん。今度のテストで百点取るには、どうしたら良いですか?」 (随分と可愛らしい夢ですね。笑) すると… 再び、十円玉は動き出し… 紙の上の文字の上に… 止まっては動いて… 止まっては動いて…。 そして… 『ガ』 『ン』 『バ』 『レ』 と、いう… 四文字を指し示しました。 B君「……………」 A君「なるほど! 百点取るには、勉強を頑張れって事だね!」 B君「う~ん。 でも、誰でも頑張れば百点取れるじゃん…。 そういうのじゃなくて… 何か、こう…楽して良い点取れる方法が有ればと思ったんだけど…」
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