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温かい腕に包まれながら
そっと息を吸い込む。
彼だけが持つ特注の香りと
優しい汗のにおいが混じり合い
それは私の脳をバニラのように溶かす
極上の媚薬へと変化する。
「ん……っ」
抱きしめてくる腕に力がこもる。
それと同時に身体の繋がりも深まって
思わず甘えたような声がもれた。
それを恥ずかしいと思う間もなく
しっとりと唇が降りてきて
酸素を求めて開く私の唇の隙間を
熱い舌が割りいってくる。
絡めとられ
吸われ
あまがみされ
胸が高鳴り、繋がった場所がじんと疼く。
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