覚醒の予兆

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覚醒の予兆

疾風を護ろうと、深手を負った霧羽 「霧羽!」 「っ・・」 「私が、治しましょうか?」 「晴明様・・」  「と言っても気休め程度ですが。」 何かを唱えてから治癒符を霧羽に当てる。「・・何で、・・死なないんだよ・・」  「霧羽くん君は、芦屋道満にマインドコントロールをされてた。呪術で」 「道満様!」 起き上がり、道満の元へ行こうとする 霧羽「霧羽!ダメっ・・」 「役立たず・・君には興味を失った。」 「ど、道満様!俺まだ、やれます!」 「消えろ。君は、私の玩具程度の陰陽師だよ。」 呪術を唱え始めた。「まずい!」 「全員逃げるんだ!」と叫ぶ翔真様。「疾風!何やってんだ!」と風原さんが叫ぶ。 「もう、同じことはやらせない!・・陰陽呪装!朱煉雀羽将急急如律令!」ゴオオ!炎の翼と巫女衣装に身を包んだ先輩。 「光の炎を受け浄化せよ!光炎追撃!」  バシュッ!と空に弓を上げる。 空から落ちてくる天罰の炎の矢が道満の回りを貫く。「うぐっ!が・・」 「牙!今だ!」  「了解!陰陽呪装!雷神鬼手急急如律令!」バチバチ!「疾風先輩!」 手を繋ぎ「「灼熱の光輝く炎の業火に燃え尽きろ!」 「光輝く雷鳴の一撃で闇を照せ!」  「「共鳴光雷光炎浄化星急急如律令!!」バシュッ!と光輝く雷と炎の術の矢が道満を撃ち抜こうとする。「闇よ光を飲み込め呪術黒星急急如律令!」黒い五世星に術が吸い込まれる。 「!そんな、私たちの共鳴が・・」 「あいつ、本気を出してない!チッ」 「使いすぎたのではないのかな?」
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