02:婚約破棄未遂

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初夜(結婚式)の半年前 王立学校の卒業パーティが騒然としている 「ロゼッタ!聞いているのか?」 「・・・なんだったでしょう?」 「そなたとの婚約を破棄すると言ったのだ、ジョアンナに対する嫌がらせや暴行、目に余るものがあるぞ!」 「?嫌がらせとかはよく分りませんが、王子はそのジョアンナ様を好きだとおっしゃる」 「そうだ、ジョアンナと結婚する、」 「すればよろしいではありませんか?」 「婚約解消してくださるのですか?」 ジョアンナが目を輝かせた 「何故解消しなくてはいけませんの?」 「え?だって」 「そうそう、聞き捨てならないことおっしゃいましたよね、ジョアンナ男爵令嬢に対する嫌がらせや暴行?意味が分りません、してませんしする意味がありません」 「ジョアンナに嫉妬をして」 「?ジョアンナ様に嫉妬?かけらもしておりませんが・・・何をおっしゃっているのか分りませんわ」 「王陛下がお見えになりなした」 会場の入口で生徒会の子爵令息が叫んだ ざわざわと会場がざわめくと、 《皆静かに膝を折り目線を下に向けた》
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