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ざわめきが収まると入口の扉が全開になり、王と王妃が入って来た
「愚息と、未来の娘の晴れの姿を見たくて参った、式典には出れなんだが、皆気にせず楽しむように・・・」
「!ん?・・・ルードヴッヒ!そなたの横の娘はなぜ膝を折っておらぬのだ?」
「え?・・・ジョアンナ何をしている!」
慌ててジョアンナを見たルードヴッヒは慌てた、王に膝を折らないとは不敬罪に成りかねない
「え?だってルードヴッヒ様も膝を折ってらっしゃらないではありませんか」
ルードヴッヒは、かるくお辞儀をしただけだった
「ほう自分は皇太子と同じ位置の人間だと言っているのか?その娘は」
会場に殺気がみなぎる、戦士でもある王に敵う戦士は、騎士団長のみと言われている、
その王の殺気、会場が騒然とした
ジョアンナも震えている
「ロゼッタ!この失礼な娘はなんだ!」
ロゼッタは
膝を折り目線を下に向けたまま
「その方は、ジョアンナ・ザインバッシュ男爵令嬢、ルードヴッヒ様が懇意にされている方です」
「ルルードヴッヒが?愚息と比下して言ったつもりが本当に愚息だったとは」
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