02:婚約破棄未遂

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ざわめきが収まると入口の扉が全開になり、王と王妃が入って来た 「愚息と、未来の娘の晴れの姿を見たくて参った、式典には出れなんだが、皆気にせず楽しむように・・・」 「!ん?・・・ルードヴッヒ!そなたの横の娘はなぜ膝を折っておらぬのだ?」 「え?・・・ジョアンナ何をしている!」 慌ててジョアンナを見たルードヴッヒは慌てた、王に膝を折らないとは不敬罪に成りかねない 「え?だってルードヴッヒ様も膝を折ってらっしゃらないではありませんか」 ルードヴッヒは、かるくお辞儀をしただけだった 「ほう自分は皇太子と同じ位置の人間だと言っているのか?その娘は」 会場に殺気がみなぎる、戦士でもある王に敵う戦士は、騎士団長のみと言われている、 その王の殺気、会場が騒然とした ジョアンナも震えている 「ロゼッタ!この失礼な娘はなんだ!」 ロゼッタは 膝を折り目線を下に向けたまま 「その方は、ジョアンナ・ザインバッシュ男爵令嬢、ルードヴッヒ様が懇意にされている方です」 「ルルードヴッヒが?愚息と比下して言ったつもりが本当に愚息だったとは」
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