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はじめに
私はどこまでもなにかしたがる人間だということをお伝えする。それは学校の授業中に、ほかの授業の勉強をしているガリ勉ほど意欲に満ちているということだ。実際には、私がそうした意欲を勉強に向けた試しがないのだが。
ここでは、そんな私の創作の考えや創作を読んだ感想などを綴っていこうと思う。大層なものではないかもしれないが、少しでも付き合ってくれる読者がいるのなら嬉しい限りだ。
創作とは、一言で言ってしまえば趣味だ。といっても、いろいろある趣味の中から選ばれた創作活動、いわゆる小説を書くに至った経緯は、中学生の頃にまで遡る。
今でこそ、小説は私にとってなくてはならない存在になったが、当時の私にとって小説はどうでもよい存在だった。放課後になれば、スポーツに明け暮れ、活字を読むという機会は国語の授業くらいだった。いや、朝読書という中でも読んでいたかもしれない(大半は寝て過ごしていた気もするが)。
そんな活字離れの若者代表だった私が、なぜこれほどまでに活字を愛してしまったのかといえば、中学の頃、隣に座っていた女の子の影響が大きいだろう。
その子は小説らしきものを書いていた。本人は小説とは言わず、物語を書いていると言っていたが、どちらにせよ同じことである。そして、その物語の一番の読者が私だった。
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