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歩いて10分の所を走って3分ギリギリで帰ってきた。……あの三馬鹿今度会ったらコロス。
さっき絡まれた三馬鹿にイライラしながら玄関のドアを開けると、知らない靴が2足あった。女ものと男ものが1足ずつだ。
滅多に客の来ねえ我が家に客とは…。不思議に思い、リビングのドアを開いてみた。
「ただいま。親父、誰か来てんのか?」
「おぅ。おかえり龍大。とりあえずこっち来い」
「…おう」
リビングの二人掛けのソファには綺麗な女の人と、綺麗な顔をした男が座っていた。
「で、早速だが俺ァこの人と再婚しようと思う。んでそこに座ってる好青年がお前の兄貴になる」
「…………はァ!?待てよ親父!意味わかんねえって!」
「そうよ龍二さん!ちゃんと説明しないと龍大くんが混乱するわ」
「キミちゃんがそう言うなら説明するね…!」
………女の人に注意された親父がとてつもなく気持ち悪くなった。
「ゴホンッ。では改めて、この女性は三浦貴美子さん。そしてこちらは息子の彰くんだ」
「龍大くん、よろしくね」
「よろしく」
「…こちらこそよろしく、おねがいします…」
これまた随分とイケメンな…。ンンン??なんか見たことあるような…?
初めて会ったよな…?
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