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第2話 犬も歩けばオカマにあたる?! 編
「戸田課長って、なんだか色気あるよね~、なんで独身なんだろう?」
同期の夏美が、試作品のマシュマロを頬張りながら、ディスクから戸田課長を見つめている。
「うーん……変わり者だからじゃない?(ものすっごく)」
「えー?そうかなー、なんで?」
──なんでって。
夜はオカマBARのママ、蝶華になって踊ったり、何でも屋みたいな事してるからよっ!!!!
なーんて……、言えない……。
「うーーん、なんとなく……」
「あ!芽衣子、まさか!!戸田課長の事……狙ってる~~??」
ニヤニヤしながら、夏美はそう言った。
──バーーン!!!!
私は思わず、勢いよくデスクを叩いてしまった。
「ちょっ!な、何言ってるの?夏美!!私には色々あるのよっ!!!!」
「め、芽衣子?!どーしたの?ビックリさせないでよ~、もー、マシュマロが飛んでったじゃないの~!」
「あ、ごめん……こっちがビックリしたからついつい、あははぁ……はぁ」
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