『あったかい君と【番外編】』

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『あったかい君と【番外編】』

『はっ、はっ、っくしゅん!!!!!!!!』 『風邪ひいたかな、、寒っ』 俺は林田悠真、今訳あって外に出ている。俺の幼馴染でありそして恋人となった海野渚が風邪で寝込んでしまったため、コンビニで何か買ってこようと思ったのだが、、。 悠(うつっちまったかもな、、) 何だか寒気が止まらない、それもそのはず師走真っ只中だからな。ざくざくと降り積もる雪を踏みしめながら何とか歩こうとするのだが、、 悠(あー、くそぅ、歩きにくいな) それでも、熱とは違う。この胸の奥からせり上がってくるじんわりとした温かさ。 さっきまで抱いていた人の温もり。 人肌に触れて暖かいなんて俺も相当浮かれてんな。 それでも、この緩む頬がどうしても止められなかった。
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