『あったかい君と』~熱い体温編part5~

2/2
前へ
/10ページ
次へ
いて、、』 渚「ごめん、お、れ、俺の、、せいでっ、、」 嗚咽が止まらない。うまく話せない、なんて惨めで子供なのだろうか。 悠『渚。』 落ち着いた声と同時にあいつは俺を抱き締めた。 渚[ビクッ] 悠『なんで、、1人で我慢するの?俺、寂しいじゃん。』 渚「そっ、れ、は、、」 悠『俺が迷惑とでも?』 俺はこいつに隠し事はできないらしい。 渚「お、れのせ『俺にもっ、、』、?」 悠『俺にも、もっと、頼れよっ、、』 かすれ声で少しくすぐったかった。きつくて、力が強くて、なんだかいつもの悠らしくない。 渚「ゆぅっ、、き、ついっ、、。」 悠『!ご、ごめんっ!』 悠は俺を抱き締める強さを弱くした。 渚(こういう、ところ、、ほんとずるい。。) 俺は泣きながら悠の背に腕を回した。 渚「俺、いつもいつも、お前のこと足引っ張って。」 悠『、、、。』 渚「いつも悠の優しさに甘えて、」 悠『、、、。』 渚「今日も、、保健室のっ、外で言われてた。」 悠『っ!?なんて?そいつらぶっ飛ばしてくる。』 渚「いっ、いやいやいや、大丈夫っ、、!!!!」 悠(ぜってぇ許さん。) 渚「そ、それで、俺は、何にもできないし、そんな俺がっ、、本当に嫌で、、。」 悠『なんで?』 渚「え?」 悠『渚はいつも人に迷惑かけようとしないで1人で耐えてるじゃん。』 悠『俺にもそんなことするんだ。って悲しくなった。俺、そんな頼りない?』 何故、こいつがそんなに悩むことがあるんだろう。 悠『友達じゃん。俺ら。小さいときから一緒じゃん。今さら遠慮とか、、そんなのっ、、。もっとワガママ言って俺を困らせろよっ、、、!』 本当にこの男はずるい。 渚「悠、、もう少しだけ、このままでいい?」 悠『ん、。』 悠『それだけでいいの?』 そう言うと、あいつは、、俺にキスをした。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加