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いて、、』
渚「ごめん、お、れ、俺の、、せいでっ、、」
嗚咽が止まらない。うまく話せない、なんて惨めで子供なのだろうか。
悠『渚。』
落ち着いた声と同時にあいつは俺を抱き締めた。
渚[ビクッ]
悠『なんで、、1人で我慢するの?俺、寂しいじゃん。』
渚「そっ、れ、は、、」
悠『俺が迷惑とでも?』
俺はこいつに隠し事はできないらしい。
渚「お、れのせ『俺にもっ、、』、?」
悠『俺にも、もっと、頼れよっ、、』
かすれ声で少しくすぐったかった。きつくて、力が強くて、なんだかいつもの悠らしくない。
渚「ゆぅっ、、き、ついっ、、。」
悠『!ご、ごめんっ!』
悠は俺を抱き締める強さを弱くした。
渚(こういう、ところ、、ほんとずるい。。)
俺は泣きながら悠の背に腕を回した。
渚「俺、いつもいつも、お前のこと足引っ張って。」
悠『、、、。』
渚「いつも悠の優しさに甘えて、」
悠『、、、。』
渚「今日も、、保健室のっ、外で言われてた。」
悠『っ!?なんて?そいつらぶっ飛ばしてくる。』
渚「いっ、いやいやいや、大丈夫っ、、!!!!」
悠(ぜってぇ許さん。)
渚「そ、それで、俺は、何にもできないし、そんな俺がっ、、本当に嫌で、、。」
悠『なんで?』
渚「え?」
悠『渚はいつも人に迷惑かけようとしないで1人で耐えてるじゃん。』
悠『俺にもそんなことするんだ。って悲しくなった。俺、そんな頼りない?』
何故、こいつがそんなに悩むことがあるんだろう。
悠『友達じゃん。俺ら。小さいときから一緒じゃん。今さら遠慮とか、、そんなのっ、、。もっとワガママ言って俺を困らせろよっ、、、!』
本当にこの男はずるい。
渚「悠、、もう少しだけ、このままでいい?」
悠『ん、。』
悠『それだけでいいの?』
そう言うと、あいつは、、俺にキスをした。
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