理想と現実の狭間の二人

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「俺は… 一年も二年も待てない… でも、詠美の言うように、急いで結論は出さないようにする。 でも…」 詠美はミンジュン見上げて笑った。 「でもが多いぞ、ミンジュンさん」 ミンジュンも困ったように笑って、また話し出す。 「でも、決めたんだ… 俺の導き出す結論に、別れるという選択はない。 俺の結論は、必ず詠美と結婚すること。 その結論は変わらなくて、その過程を一生懸命考える。 とにかく俺は詠美と離れて暮らすのは耐えられないから、どうにかしてそうならない方法を考える。 結婚に向かって努力するよ。 だって、俺達のゴールはもう決まってるんだから」 詠美が一生懸命に考えてそうしたいと思うのなら、俺もそれに合わせるだけだ。 俺は詠美のしたいようにさせてあげたい。 でも、さっきまでは、詠美の思いは、俺と別れる事だと思っていた。 韓国に嫁ぐ事ができないのなら、今ここで別れる選択をするのだと思っていた。 オンマと話したからか詠美の考えが変わったのなら、俺はそれを喜んで受け入れる。 でも、これはスタートで、二人の結婚までの道のりは厳しく長いはずだ。 でも、でも… その前に、俺は詠美と離れて生活ができるのだろうか…?
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