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「詠美…
何も今日のこの夜は、特別な夜なんかじゃない。
明日、俺が韓国に帰る事も、特別な事なんかじゃない。
新しい未来へ向かうスタートなんだ。
当たり前にしていこう。
こうやって、二人でお風呂に入る事も、愛し合う事も…」
ミンジュンは詠美を抱き上げ、クルクル回りながらお風呂に連れて行く。
とにかく、今夜は明るく楽しく過ごしたい。
そうじゃないと、俺の方が泣いてしまうから。
二人はお風呂の中でも、ベッドの中でも、何度も愛し合った。
キスの味も、肌の温もりも、胸の鼓動も、二人にしか訪れない歓びの世界を、感覚としてお互いの体に焼き付ける。
離れていても、いつでも思い出せるように…
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