月男

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漆黒のベールを纏い影伸ばし月伯爵が降り立つ今宵 銀色のブーツはさみしいさみしいと音を刻んで街に広がる 人々は戸口に願いを吊るすのみ子供を隠し身を潜めてる 迷信は連面と ただ連面と続いて孤独は約束される 広場には月への贄が捧げられ 娘も椅子に縛られており
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