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だが…顔は覚えたぞ
クレリス=クレイ
「さて、それじゃあ行こうか
兎人族の住み処に…」
クレリスは依頼書と
ラーナの宝石を持って街に出た
街中を進んでいくと
街人達の話し声が聞こえた…
街人A
「知ってるか?
あの、セドリック市師(イチサキ)の事なんだが…」
街人B
「セドリックが凄腕暗殺者(アサシン)だって
ことは知ってるぜ
その、セドリックがどうした…?」
街人A
「最近は世界樹、エルムンドの幹に
出没するらしいんだ…」
街人B
「マジか…目撃情報があるんだな…」
世界樹、エルムンド…
嗚呼!この街から出た所にある
大草原のど真ん中に根を張る
ばかでかい大木の事か
クレリス=クレイ
「世界樹のそばでなにしてんだかな…」
俺はクレリスに視線を向けた…
俺
(ソルシエ・マージ)
「確か、世界樹って世界全土に
生命の力を与えてるんだったよな…?
生命がこの世界で生きていけるのは
世界樹エルムンドのおかげだと聞いたが…」
俺達は郊外に向かって進む
クレリス=クレイ
「ああ、そうだよ…ソルシエ
世界樹はスゴいんだ!」
まあ、そうだろうな…
それはなんとなくわかる気がする
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