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そんな他愛もない話をしていると
遠くにドーム型の家が見えてきた…
あれが、兎人族(トジンゾク)の集落か?
クレリス=クレイ
「見えてきた…
あれが兎人族の集落だ、ソルシエ」
やはりそうか…
俺
(ソルシエ・マージ)
「そうだろうとは思っていた…」
俺達はその集落に入る…
2足で歩く135㎝ぐらいの兎がたくさんいた
耳が垂れてるやつと
上にピーンと立ってる奴がいる
どれがラーナなんだ…
クレリス=クレイ
「あ、すいません…
ラーナを探してるんですが」
近くを通りがかった耳が上に立ってる
兎人族に訊くクレリス…
兎人族①
「ああ、ラーナなら真ん中の…
ほら…あの家にいるよ」
クレリスは礼を言った
クレリス=クレイ
「あの真ん中のがラーナの家なんだとさ…」
俺はクレリスの後に続き
その家の扉をノックするクレリス…
「はーい、今行きます!」
扉を開いて出てきたのは
前髪で顔が隠れた垂れ耳兎
クレリス=クレイ
「キミがラーナかい?」
その兎人族は頷いた
クレリス=クレイ
「よかった…ほら、これ。」
クレリスはラーナに俺が取り返した宝石を渡し
ラーナはそれを受け取って
こちらを見上げながら微笑を浮かべた。![image=507812495.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/507812495.jpg?width=800&format=jpg)
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