第Ⅱ章{初のギルドクエスト}

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クレリス=クレイ 「う…そ、それは…」 俺 (ソルシエ・マージ) 「嗚呼…再起不能に しておいた…安心すると良い」 ラーナの両目が再び前髪に隠れた ラーナ (兎人族) 「ですよねえ!よかったー! それではぼくはこれで失礼します♪」 丁寧にお辞儀したラーナはパタパタと ドーム型の家に入っていき 俺達はギルドに戻るため兎人族の 集落を出て、クレリスは俺の隣を歩く クレリス=クレイ 「なあ、本当に討伐してるんだよな? 真顔ではっきり言ってたけどさ…」 俺はちらりとクレリスに視線を向ける 俺 (ソルシエ・マージ) 「いいや…実際は、討伐してない…」 俺は正面を見ながら呟いた クレリス=クレイ 「お、おい!いいのかよ… 依頼人に嘘ついて…!」 クレリスに向き直る俺… 俺 (ソルシエ・マージ) 「声がでかいぞ、クレリス…」 クレリスは苦笑した… クレリス=クレイ 「あ、ご…ごめん…確か、あのインプ リリムっつってたっけ… どうするんだよ、あの小鬼がまた ラーナの宝石を…首飾りを盗んだらさ…」 俺は再び正面を向いた 俺 (ソルシエ・マージ) 「その時はその時だ…」 クレリスはため息をつく。
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