18人が本棚に入れています
本棚に追加
クレリス=クレイ
「う…そ、それは…」
俺
(ソルシエ・マージ)
「嗚呼…再起不能に
しておいた…安心すると良い」
ラーナの両目が再び前髪に隠れた
ラーナ
(兎人族)
「ですよねえ!よかったー!
それではぼくはこれで失礼します♪」
丁寧にお辞儀したラーナはパタパタと
ドーム型の家に入っていき
俺達はギルドに戻るため兎人族の
集落を出て、クレリスは俺の隣を歩く
クレリス=クレイ
「なあ、本当に討伐してるんだよな?
真顔ではっきり言ってたけどさ…」
俺はちらりとクレリスに視線を向ける
俺
(ソルシエ・マージ)
「いいや…実際は、討伐してない…」
俺は正面を見ながら呟いた
クレリス=クレイ
「お、おい!いいのかよ…
依頼人に嘘ついて…!」
クレリスに向き直る俺…
俺
(ソルシエ・マージ)
「声がでかいぞ、クレリス…」
クレリスは苦笑した…
クレリス=クレイ
「あ、ご…ごめん…確か、あのインプ
リリムっつってたっけ…
どうするんだよ、あの小鬼がまた
ラーナの宝石を…首飾りを盗んだらさ…」
俺は再び正面を向いた
俺
(ソルシエ・マージ)
「その時はその時だ…」
クレリスはため息をつく。
最初のコメントを投稿しよう!