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俺が雌のナーガに引き寄せられるように
歩き始めるとその横を疾風が通る
そう、シーフが真っ先に
雌のナーガに飛びかかっていた
俺
(ソルシエ・マージ)
「バカ野郎!やめろ!シーフ!!
クィーンディフェンスカウンター!」
魔力で具現化したデーモンクィーンは雌のナーガを
両腕と体全体で包み込みシーフの攻撃に対して
カウンターを倍で返した…
シーフ・シルリス
「ゴフッ…!」
これは本来仲間を敵の攻撃から護るシールドカウンター
だが、俺はその防御魔法を敵に使った…
シーフは岩窟の地面を転がり
広い場所の出入り口近辺でクローを突き立てる
ふう…あいつが使ってる武器は
サーベルドラゴンの素材で造り出された
レアリティ50のツインモーニンググローリー
そんな武器で斬りつけられたら
致命傷は免れない…危険すぎる!
雌のナーガは俺を唖然と見つめ
雄のナーガ達も何度かまばたきをしていた
立ち上がったシーフは獣化しやがったな…
シーフ・シルリス
(獣化)
「オイ、ゴラァ…ソルシエ、オマエ…
イマ…ワタシニナニヲシタカワカッテルヨナ?
ワタシタチハナカマダロ、ナゼウラギル!
ワオォォォン!」
遠吠えをしてから低く唸るシーフ…
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