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第Ⅱ章{初のギルドクエスト}
男は弓矢を引いて俺の顔の横で放つ
風圧が俺の前髪を撫でた…
振り向くとその矢は壁の高いところに
あった的の真ん中を射抜く
俺は再び顔をクレリスに向ける
クレリス=クレイ
「どうだ、結構やるだろ?」
俺は小さくため息をついた
俺
(ソルシエ・マージ)
「はぁ…ついてくるなら勝手にしろ。」
俺はそいつとパーティーを組み
インプの目撃情報を集めた…
街人A
「ああ、その小鬼なら…
森の中で見たよ
可愛い顔してるが
とんでもない小娘さ…
お兄さんたち気をつけるんだよ?」
小娘…?なるほど、雌か…
俺
(ソルシエ・マージ)
「おい、クレリス…悪戯好きの
インプは森に出没するらしい。」
俺はクレリスに振り向いた
クレリス=クレイ
「森か…オレの得意フィールド…
じゃ、さっそく行ってみようか。」
俺たちは森に向かう…
しばらく、歩いてると
森の入り口が見えてきた
この森のどこかに…インプがいるんだな
どんな女の子か楽しみだ
可愛い女の子だったら…
インキュバスの本能は抑えられない
だから、襲って食べてしまうかもしれないが
そんなことしたらクレリスは
俺を白い目で見てきそうだ…
エルフにインキュバスの本能など分かるわけないがな
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