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第Ⅳ章{ヒステリックなヴァンパイア紳士の依頼}
俺はデーモンクィーンロッドの
頭部分を指先で優しく撫でる
さて…そろそろ、次のクエストに行こうか…
俺は椅子から立ち上がりクエストボード前に立つ
看板娘
アイ
「ソルシエさまっ
新しいクエスト来てま~す♪」
看板娘
メイ
「クエスト…いろいろ来てるよぉ!」
看板娘
ノイ
「このクエスト…やってみる?」
ノイがクエストボードから一枚
依頼書を剥がして俺に渡してきた…
看板娘
アイ
「あ、そのクエスト!
依頼人がちょっと変わってるのっ」
なになに…
誰か…誰でもいい!
わたしの屋敷で悪さをしている
何者かをあぶり出してくれ!
それが魔物なら討伐してほしい!
わたしの前では絶対に姿を見せないんだ!
たのむ!誰でもいいんだ!
わたしはまだ死にたくない…!
そのあとの字は書き乱れていて読めない…
依頼人:blood sangrie baron …
依頼人欄には落ち着いた筆跡で名前が書いてあった
確かに変わってそうだな…
まあ、いい…面白そうだし受けてみよう
俺はその依頼書を四つ折りにしながら振り向く
「待って…そのクエスト
ボクも同行させて…
ボクとパーティーを組んでほしい…」
顔をあげると初めて見る男が立っていた
レアリティ40のファントムゴーストクィーンの防具と
生体兵器の短杖…デビル族か……
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