第一章 「僕の純潔を返せっ!」

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「僕が意地悪? なら言わせてもらうけど、壇さんの方こそ少しは男心を理解した方が良いと思うよ」     「どういう事よ?」   「おたくの一挙手一投足が、我が校の男子生徒に多大な影響を与える、って事だよ」   「……どういう意味?」     小首を傾げる美少女――。 この天然小悪魔がっ!   僕はそう心の中で叫ぶと、彼女を残して足早に駅の階段を上って行った。  
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