第一章 「僕の純潔を返せっ!」

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うーん、それにしても……これは ”見つめている” というよりも ”睨んでいる” といったほうが言葉的にはしっくりとくる。 何故なら目の前の美少女は眉間にくっきりと皺を寄せて、明らかに憤慨した表情を浮かべているからだ。   こんな美少女のお知り合いなど、当然ながらいるはずもない。 加えて僕は女性を怒らせるような事が大嫌いだ。 だからこそ目の前の見知らぬ美少女が、憤慨している理由が全く分らなかった。
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