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互いに端末を見せ合い「これ、ヤバくね?」と笑みを交わす。
「ヤバイ、カッコイイ」
「欲しい。けど、高そうだなぁ」
口々にそんなことを言いながら、キラキラした彼女たちは通り過ぎていった。
下りホームへの階段に女子高生たちの頭が見えなくなった時、入れ替わるように背の高い男が勢いよく駆け上がってきた。
「光」
いきなり清正に手を掴まれ、引き寄せられた。
「一緒に帰ろう」
何が起きたのかわからないまま、光は清正に手を引かれて下りホームに下りていった。
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