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指が裡筒を広げる間、光は清正にしがみつくようにして未知の感覚に耐えていた。宥めるようなキスがいくつも落とされ、清正の指の数が増えてゆく。
三本含まされても痛みを感じなくなった頃、刺激を与えていたそれらが唐突に去っていった。
「清正……」
「大丈夫だ」
何が、と問い返す間もなく、熱した鉄のように硬く熱い塊が、その場所に押し当てられた。開かれた花の中心に、つぷりと音を立てて潜り込んでくる。
「あ……」
先端が入ると、一度動きが止まった。
ゆっくりと進んで少し戻る。ゆるゆると馴染ませるように細かく前後しながら、長い杭が埋め込まれる。
「ん……」
「苦しいのか」
「だい、じょぶ……、あ……っ」
一度手前に引かれて、同じ場所まで素早く戻される。突くような動きに、開いた膝が不安定に揺れた。
「あ、あ……」
右足を掴まれて高い位置に上げさせられると、つながった場所が視界に飛び込んできた。ゆるやかに前後する清正の長い雄が光の白い尻にのみ込まれてゆく。
骨を割り開かれるような痛みが腰に走った。
「あ、あ、ああっ!」
徐々にストロークの距離が長くなり、いっぱいに開いた足の間で、清正が深い位置まで自身を埋め込んだ。きつくシーツを掴んでいた拳を解いて、清正の身体に腕を伸ばす。覆いかぶさるように身体を寄せて、清正が口づけを落とした。
「あ、あ、……っ、ん……っ」
「光……、中、すごくいい……」
腰を軽く揺すられて、身体の奥がじわりと反応した。
清正とつながっている。そう理解するとどうしようもなく嬉しくて、痛みが快感に変わってゆく。
「清正……、あ……」
前後に突かれるうちに、うなだれていた光のものが芯を持って勃ち上がってきた。
「いい?」
「わか、……な……。あ……」
光のものが兆していくのを見下ろしながら、清正が腰を揺らす。
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