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「あ、おい。声抑えんなよ、もったいない」
椹木さんは不満げな表情を見せた。俺はそれにぶんぶんと首を振った。
「なあ、深見って」
俺を呼びながら硬くなったそこに更に刺激を与えてくる。
「……っ……く」
それでも必死に声を殺していると、椹木さんがニヤリと笑った。
「そこまでされたら逆に燃えんじゃねえか」
「ぅ……ぃっ」
椹木さんの舌が更に移動を始める。へそを舌先でくすぐりながら、片手でソコを布越しに撫でてくる。形を確かめるようにそっと触れられただけで、俺の腰はびくびくと揺れた。その反応に喉奥で笑ってから、椹木さんは前を寛げ始める。
「ん……っ」
熱くなったそこが外気に触れ……そして。
「っ、ぐ……ん」
分身を掴まれて息を詰めた。先走りをからめて扱かれ、今にも情けない声が出そうになる。
恥ずかしすぎて死にそう……でも気持ちいい。だけど変な声は出したくない。
「なんだ……頑張るなあ？ それじゃあオッサンも張り切るしかねえな」
「……え？」
いったい何が行われるのか。不安に思い、頭を浮かせて下肢をみやったその瞬間。
「っ……ひ、ぃ！」
口から悲鳴に近い声が衝いて出た。椹木さんが……先端に口をつけた。その感触と光景に、頭が真っ白になる。
「おっ、いいねえ。その調子でもっとかわいい声聞かせろよ」
椹木さんが笑って、その吐息が触れるだけでも感じるのに、あろうことか舌で舐めあげてくる。
「ゃ、だ、ぁ……あっ、そんなとこ……ぅあ！」
満足げに笑いながら、ぱくりとそこを咥えてしまう。あまりのことに俺はパニックに陥り、身じろいでその行為から逃れようとした。しかし、両腿をがっちり掴まれているせいで叶わない。
「あぁ……ひっ……んっぁ」
生暖かい口腔。ねっとりと絡みつく湿った舌。からかうように先端を吸われて、気づけば声を抑えることなんてすっかり忘れて、男の髪を掻き乱しながら身悶えていた。
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