少女ととある朝・2

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少女ととある朝・2

教室に着くと誰もいなかった。 この時間はまだ誰もいないのかーと思いながら、自分の席に荷物を置いた。早く着いたのはいいが、することがない暇だ。 とりあえず”あそこ“で空を見に行こうかな、だって綺麗だからと歩い足取りで教室を出た。 あそことは屋上のことである、学校が古いため鍵はガシャガシャといじっていると外れるため、簡単に入れてしまうのだ。 屋上から見下ろすとちらほらと登校する生徒が見えた。 彼の姿はまだ見えない。そろそろ私の家を訪ねている頃かな。いやでも連絡入れといたから....どうなんだろ。 まあいいか。 それにしても空が綺麗だな~、今ならもしかしたら.....。我ながらなんて根拠のない自信なんだろうか。笑ってしまう。 そう思っているともう体は動いていた。
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