1人が本棚に入れています
本棚に追加
怪談:釣り一頁 『対岸の釣り人』
≪試し読み≫
「長い山道を歩いて、やっと辿り着いた野池だってのに、夕マヅメになっても一向にバイトが出ないもんだからさ……気がはやっていたんだよな。そんな時に、対岸の人が良く釣るんだよ。悔しいやら羨ましいやらで、よし、俺も対岸へ行って釣ってやろうって気になったんだ。でも、どうしても道が見つからなかった。気が付いたら辺りも真っ暗になっちまって、それで――」
どうしても釣れない時、魚に触りたい一心で手当たり次第にルアーやポイントを変えてみたり、無理矢理遠投してみたり、闇雲に粘ってみたり――何かしらで意地を張ってしまうのは釣り人の性かもしれない。しかし、焦れば焦るほど不要なトラブルは発生するもので――。
本編はこちら↓
http://www.lure-life.com/news/itazura/say_syuu_horror_01.html
最初のコメントを投稿しよう!