自覚なしで招いた青天の霹靂

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(痛い…痛い…マジ苦しくて痛くて無理…) ある日の午後、旦那さんとお子(高校生)が外出した途端に脇の肋骨(あばらぼね)辺りが痛み出した。 実は2日前に初めて同じ場所が午前中一杯痛み、翌日夜に一時間ほどだったかやはり同じ場所が痛んで翌々日に念のために病院に行くと旦那さんには言っていた。 だがその前にまた痛んで初めて我慢の限界を感じて救急車を呼んでしまった。 正直痛みはあってもまるで深刻にはなっていなかった。 逆にこの程度で救急車を呼んじゃったと何となく思っていたくらいだったと思う。 救急車の中では救急隊の人に色々質問されて、時には同じ質問されながら何とは無しに無線で話している別の救急隊員の話を聞いていると 救『…循環器をお願いしたいんですけど…』 相手の病院の方の声は聞こえなかったけど、ふと頭の上では?が乱立 (循環器ってどんな病気の時にかかるんだっけ?) 深刻に考えてないと呑気なもので、そんなことを考えながらいつになったら病院行くかなとまだ消えない痛みに耐えながら大人しくしていると無線で話してた隊員さんが 救『近くの○○病院に聞いたところ循環器は待ち時間がかかるそうなので、今日の救急の循環器の番で○○○病院なんですけど良いですか?』 私『はい、良いです』 救『ここから20分~30分で着きますからね』 ようやく救急車は動き出してホッとして、病院に着くと面白いことに私を含め同じ苗字の人が三人もいてお医者さんらしき声と看護師さんが間違えないように名前や年齢を確認しましょうと言い合っていてちょっとほのぼの気分。 胸を出しながら救急車の中で救急隊員の人に旦那さんに連絡を取ってもらったのを思い出しながらもまだ深刻には考えてなかった。
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