いずみ

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「うーん、何が書いてあるかは読めるけど、意味は分からないや。音楽の好きな猫が出てくるお話だね」 「え、そうなんだ!じゃあ、これってみーちゃんのことかもしれないね」奏は一緒にいた猫を指差して興奮する。 「だって、私が教えてあげた音楽の話、楽しそうに聞いてたし。あ、この猫ちゃんね、いずみって言う名前なんだ。だから、みーちゃんね」 「そっかー、猫のいずみね。よろしくね」 直樹はいずみの頭を愛おしそうに撫でる。 いずみは、耳の裏をかいている。
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