土日祝祭日は異形魔界で戦っています

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 ……まぁいい、後三機だ。 「見えましたよ!」 東條は俺の後ろで大声を上げるが、見えて当然。 もう目の前に三機いるのだから。   「東條さん。こんなに近くになってから言うんですね……」 まったくもっていらない報告だった。  三機中一機は今までの量産型ではない。大きさは全長四メートル位と大きく、オレンジ色をして、ひと際異彩を放っている。 「あのオレンジ色をしているいかにも強そうなのが03(ゼロスリー)です」 「あれが03……」 余りの大きさに、心で思ったことが思わず口に出てしまっていた。 戦場に来る前、機械兵器は01から03まであるとは聴いていたが、東條さんの言うとおり確かに強そうだ。 六角柱のとても太い腕。あれで殴られたら間違いなく即死だろう。 呼吸をするように背中からは蒸気を上げている。このゴツさたるや、ものすごい威圧を感じる。 隣には二メートル程の黒い人型機械兵器01がニ機。計三機が横並び。 この黒色ニ機もまた、今まで倒した物とは異なる武器を持っていて、本体よりも大きな盾を両手に持っているのだが、守り専門の機械兵なのだろうか? 俺が戦闘態勢に入ると、01は高く跳びあがる。
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