とある迷子のアークス

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『全く・・・リリーは無茶苦茶な事を言うね~』 通信から聞こえて来るシャオは呆れた様にリリーに言って来た 「アタシもそう思うわよ。だけどねぇ・・・あの時も今回を対して変わらないわよ。あの時はスクナヒメ(友達)が困っていたし、今回はこの娘(リーナ)が困っている。ただそれだけの事よ」 リリーはシャオに向かって言う 『リリー・・・わかっているのかい?未来を変えるって事を』 「わかっているから無理を通すし無茶もする。それに今回はアフィンもいる」 リリーは力強く言い放つ 『・・・わかったよ。リリー。君の要求を受理しよう』 シャオはため息まじりに答える 「ありがとう。シャオ。」 リリーは頭を下げて感謝をした 『でも。リリー。リーナが帰れる様になるまでだからね。それが約束できないって言うのであれば受理しないよ?』 「わかったわ。ありがとう。」 リリーは再び頭を下げる 『ま。リリーの長年の願いを叶えたって思っておくよ』 「ちょ!?シャオ!?」 『じゃね~』 シャオの盛大な爆発投下にリリー顔を紅くして叫ぶが通信が切られた後であった 「ん?何の事だ?相棒?」 唯一アフィンだけは頭にハテナを浮かべていた 「っ~~!?うっさい!?バカ!?アホウ!?唐変木!?鈍感!?」 リリーは反射的にアフィンを殴って遠くに飛ばしたのであった 「きゅぅ~・・・」 飛ばされたアフィンは目を回しながら気絶したのであった 「アフィン・・・今のはあんたが悪いわよ確実に」 「あははぁ・・・」 ユクリータは頭に手を当てながら首を振り、マトイに苦笑いを浮かべるしかなかったのであった
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