とあるお巡りさんたちとCafe 桜守-サクラノモリ-

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とあるお巡りさんたちとCafe 桜守-サクラノモリ-

町はずれの小高い丘の上ある、ちょっと足を運ぶには遠く感じるお店。 枝垂れ桜のトンネルを抜けた先に、ひっそりと佇むのは桜の木々に囲まれた小さな教会のようなお店。 そのお店の名は――「Cafe 桜守」 そこは、桜を使用したお菓子が売りのカフェ。 洋菓子だけでなく、和菓子もあります。軽食も出します。 住み込み先輩スタッフ四名、後輩スタッフ三名、仲良く楽しく経営しております。 時々演奏家が来て、音楽を奏でてくれたりもします。 そんなCafe 桜守を訪れるお客は、実にさまざまです。 老若男女、親子連れ、サラリーマンなど、ごく普通のお客様もいれば、 ジャーナリスト、お巡りさん、敵情視察にくる同業者、がくることもあれば、 困ったことに不審者、目に見えないモノ、などなども、望む望まざるに関わらずやってきてしまいます。 これは、桜守の店員たちと、桜守にやってくる、とあるお客様のお話。
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