最終編 照子ちゃんの場合

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そんなこんなで、狂乱のクリスマスパーティーを終えたあと。 年末は、今年は29日まで営業。 30日から1月2日まで休んで、3日の夜から営業再開。 いや、3日まで休んで4日からと思ったんだが。 「寂しいではないか!5日間もおまえに会えぬのは!」 と騒いだ客が一人。 たった5日間、いいから里帰りでもしてこい。 そう思ったが、そう言えば族長に伴侶を連れて来なければ、年に一度の一族の総会だか何だか以外は帰ってくるなと言われているんだった。 ならば、仕事に精を出せと言いたかったが、年末年始に働くほどこいつ貧乏じゃなかった。 むしろ、働かなくても十分な資産を持ってた。 やることがないって暇なんだろうなあ。 というのはおいといて。 本日25日。 世間で言うクリスマス当日、イブは昨日。 結構なお客さんたちが来るんだろうなあと思いつつ買い出しに出た。 星裏銀座商店街は、今日がクリスマス本番というお客さんと、もう年末年始の買い物をするお客さんで、いつもより混み合っている。 俺の年越し用の買い出しは、30日ぎりぎりだな。
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