最終編 照子ちゃんの場合

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そう言えば、ダンス云々って。 一体高天原で何が、いやいや、聞いたらどうしても関わらないといけなくなる。 いけなくなるが、この状況が続いたら非常にまずいんじゃないだろうか。 夜、もっと非常識なお客さんが来そうなんだよなあ。 しかも、日本の神様を神様とも思わないような輩が。 ああ、もう、くそ、仕方ない! 「照子さん。非常に不本意ですが、お話をおうかがいしてもよろしいでしょうか。」 「もちろん!是非とも聞いてください!そして、味方になってくれると頼もしいわ!」 俺は是非とも聞きたくないんだが仕方なく聞くんだからな。 それと、こちとら非力な普通の人間だ。 神様間のいさかいにだけは巻き込まないでくれよ。 「実は最近、高天原で・・・」 うんうん。 「アイドル化計画が一部で再燃して。」 うん? 「すいません、何ですか、そのアイドル化計画って。」 どこの業界だ、高天原事務所か、おい。
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