最終編 照子ちゃんの場合

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今でも高天原の総司令官的な立場だと言われているくらいだし。 なのに、照子さんを立てて自分はそこそこ下がったポジションにいるあたり、人間ができているというか、神様ができているというか。 「いい加減にせんか、阿呆!これ以上照子ちゃんを刺激してさらに籠られたらどうするんじゃ!」 「まあまあ、タカ。しばらくはツッキー(月読命)とタカでどうにか治めていけば。」 「そんな面倒くさいこと、誰が好き好んでやりたいんじゃ!あれっだけ高天原の初期に力を使ったんじゃ!楽隠居させて自由な生活を謳歌させんか!」 そこか、本音。 そういえば、そろそろ動き出そうと思うけれど疲れが抜けないって言ってたよな、初めてあった頃。 高天原創成時からの疲労感・・・半端なさそうだ。 このままタカさんがキレたままだと、本音が駄々漏れであまりよろしくないみたいなので、俺もタカさんを宥める側に回った。 それと、スサくんにはイエローカード1枚。
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