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リンゴジュースをこくこくと飲み、塩むすびを頬張るまりちゃん。
その姿に癒されつつ、照子さんに希望の品を尋ねる。
「お酒は、高御産巣日様や宇迦之御魂神から、ちょっとだけ分けてもらいます。」
それより、お水が美味しいですと言われ、俺はグラスに4杯目の浄水を注ぎ、冷酒用の切子細工のお猪口を出した。
「お料理はお任せします。でも、その、踊って少しはお腹周りがすっきりした気がしますから。」
一日でお腹がへこんで括れはしない気もするが、せっかく照子さんがそう思っているなら否定はしない。
「でしたら、今日の成果を無駄にしないようなものを考えますね。」
カロリーは控えめで。
しかし、たくさん体を動かしたわけだから。
食べ物に含まれる栄養素をとったからって、人間と同じ効果があるかどうかなんてわからないけれど、とりあえず。
俺は、冷子さんの扉を開けて、野菜と肉を取り出した。
昨日使わなかった豚肉、まだ大丈夫なのでこれを使わせてもらおう。
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