第2章:竜の王子と壊れた天使

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密だろうと侵入どころか気配を感じることすら出来ませんよ。ここに居て良か ったですね」 先生の説明に、ほーっと息をつく友人一同。けれど先生、ファーザス君が壁に めり込むのは防げてませんよ? 「やれやれね。それなら、ファーザス以外は特に心配しないでまだのんびりし てましょうか?」 「イテテテテ……っておいナナ、なんでオレだけ仲間から外れるんだ?」 「当たり前でしょう?アンタはバキバキに壊れたこたつの修理をしなさい!終 わったらちゃんと私の奴隷に復帰させてあげるんだから」 「いつからオレはお前の奴隷になったんだこらあ!?」 ナナの命令にようやく復活したファーザスが叫ぶが、全員の爆笑で終わってし まった。ガンバレファーザス、男は我慢だ。
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