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眩しいヘッドライトの灯りに顔を顰めて、シンデレラは「遅いぞ! パンプキンヘッド!」といいました。
「わりぃ! 他にも友達を舞踏会会場へ送ってたからな。お詫びにプレゼントがあるぜ!」
そういうと、青年はシンデレラに大きな紙箱を手渡します。
うやうやしく梱包された、その箱を不思議そうに観察したシンデレラは、「なんだよ! 親愛なる魔女よりって書いてあるじゃんかよ!」とバンプキンヘッドのカボチャヘルメットを手で小突きました。
「ちぇ、バレるの早ぇな」
そいう言いながらパンプキンヘットは不貞腐れたようにヘルメットをシンデレラに手渡します。
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